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7月25日(水) 午後6時よりすばるホール(富田林市)において
学習会『子どもの発達について知ろう』でした。
現在はご退職され、再び大学で子どもの発達について学んでいらっしゃるF先生が講師でした。
始まりは、「ヴィゴツキーの理論」(最近接領域)について。
以下レジュメ引用です。
子どもが一人での問題解決が可能な発達水準と大人や仲間の援助のもとで問題解決をするときの発達水準の間のズレをさす。最近接領域の視点から子どもをとらえると、従来の知能テストや学力テストでとらえる能力観とは違う視点から子どもを評価することができる。ある課題を解決するために自分に不足している知識や技能をいかに他者からうまく引き出し、協力関係を結ぶことができるかが最終的な問題解決に役立つのであり、知識や技能を独り占めするのでなく、共有できることの方がはるかに大切になる。そして実際、職場や地域活動などの成人して後の現実的な社会生活では、そのような社会的相互交渉の能力が高く評価されているし、必要なことである。
ここからはやはり「自分の学びたいことをひたすら個人で追求」するようなことを重視する授業か、
「友達と学び合い、教え合い、協同する」ようなことを重視する授業か、特に公立学校ではどちらが大切なのかを教えてくれているような気がします。
それからはピアジェの理論を援用しながら、ご自分の養護学級担任の経験と、今大学で学び直してらっしゃる内容とを結びつけて、とても具体的に教えていただきました。
個人的には、参考文献が気になりました。以下、備忘録的に。
十数年前に京都にワークショップに行った國分康孝先生の「育てるカウンセリング」の話だとか、「精神科医の子育て論」(服部祥子さん)
夏休みでないとじっくり考えにくい「発達」の話。読書に勤しもうと思いました。